2010年6月11日金曜日

日本語長談義 (その2) ‒ 日本語の歴史 その1 ‒


 「和を以て貴しと為す」 西暦604年、聖徳太子は憲法17条を定めたとされる。ただ冒頭のような、現代の日本語<漢字ひらがな交じり文>で表されたわけではない。当時はそのような書き言葉はなく、憲法の原文は漢文、漢字で書かれたシナ語「以和為貴」であった。書き言葉としての独自の日本語は、まだ存在してはいなかった。 当たり前のことだが、意思の伝達手段としての言葉は、話し言葉からはじまる。では遡って、いつ頃か...


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